【第7回】クロスフィールド・トーク -「若者よ、積極的に「可能性」を探ろう。」- 山口高弘×赤羽良剛

2014年11月30日

磐石と考えられてきた日本の教育は、今の時代に即しているのだろうか。10歳でムエタイキックボクサーと言う肩書きを得たGOB-IPの山口高弘氏に、山口流英才教育について伺った。

「若者よ、積極的に「可能性」を探ろう。」


canvas-07-02赤羽 
山口さんは10歳でキックボクサーとしてタイに渡られ、いわゆる日本の義務教育の大半は受けていらっしゃらない。これまでの国内外での活動を踏まえて伺います。
現状の日本の教育システムで世界に通じる強い人材を生み出すことは可能だと思いますか?


山口 
私は、二ヶ月限定で、日本の大学へ入学するために受験勉強をしたことがあります。
回答を求められている問題に「目的」を見出すことができず、ただひたすらに問題を解くことだけの行為に愕然としました。これでは、「そもそも解くべき問題が正しいのか」という問題を再定義する訓練も出来ません。「そこにあるものに機械的に反応するだけ」の人間を育ててしまうことにつながってしまうと思いました。


canvas-07-03赤羽 
たしかに、何が問題であるかを再定義できるというのは仕事の上で強みになりますね。
ところで、強い人材の捕らえ方は時代に即して変化していると私は感じています。山口さんだからという特異なケースではなく、現代において日本から世界的に必要とされる強い人材を生み出すアイディアをお聞かせいただけますか?

山口 私の経験からも、小学校高学年からビジネスについて学ぶ機会を持つことが重要だと感じます。今後の取り組みとして、私は彼らにビジネスを体感する機会を提供することからはじめます。そして、すでに大人になった私たちにも日々の暮らしの中で自らを鍛えることはできると思います。例えば、現実のイノベーションは実在の一人の人に向けて生み出されてきたものだとも言われています。具体的には、日常の異質だと感じる事にひるまず立ち向かい、違和感のあるものを直視する。これだけで何らかの変化が生まれてくるはずです。