【第14回】クロスフィールド・トーク-国籍ではなく、個性を見抜く時代へ-松本麻美×赤羽良剛

2016年2月29日

真のグローバル化は全世代に求められています。インターネットの普及などによって、世界はより小さくなりました。
社内の共通言語を英語にする企業の出現や「国際」と銘打つ学科や学部も持つ大学も 数多く存在します。
日本における「グローバル化」の実態を、国内外の人材やアイディアを取り持つ ベンチャー企業、アクティブ・コネクター松本麻美氏に伺いました。

国籍ではなく、個性を見抜く時代へ

赤羽 グローバル化が叫ばれる昨今。若い世代はどんどんと世界規模の交流をしているようですね。例えば、日本から海外の大学へ進学する若者は増えていないようですが、日本への留学生は増えているのでしょうか?また、日本企業に在籍する外国人の現状を教えてください。

canvas-14-04松本 まずは海外へ留学している日本人について。英語に自信がなくて、自身のコンフォートゾーンを出られない、日本人のコミュニティの中だけでかたまってしまうという現状があるようです。そして、日本政府は2020年まで30万人の留学生を受け入れる計画を展開していますから、日本で学ぶ外国人は増えていくでしょう。日本企業は残念ながら外国籍社員の個性を生かしきれていないですね。日本の慣習に従うことを強いるよりも、グローバル感覚や専門性等の彼らの強みをどう生かすかに焦点をあてた方が企業にとっては有利であるはずなのに、これら能力よりも日本人社員と同等に扱うことに主眼を置いているように思います。

赤羽 松本さんは13歳で国連で働こうと決意され、外資系企業やNGOでの修行経験を経ているためか、「働く側、個人」の立場に立ってグローバル化を捉えているのですね。肩書きを外した時にその人の真価が問われると受け止めました。

canvas-14-03松本 日本企業には雇用者に対して「雇用してあげる」というニュアンスを感じることがあります。しかし、雇用する側、される側双方は対等な関係であると捉えるのがグローバルな考え方です。個人の能力を正当に評価出来たり、最大限活かすことが出来るようになることがグローバル化への道だと考えます。上司が保身のために部下のスキルを評価しないという事態は避けたいですね。